人々に害をなす虫、それを「害虫」と言います。

虫と言いますが、ゴキブリにムカデ・ダンゴムシやハチといったいわゆる昆虫類だけでなく、蜘蛛やトカゲも害虫です。鳥類や動物、つまり害獣に当てはまりそうなものですが鳩やネズミも害虫として取り扱われることがあります。

とりあえず、害を成す小さな生き物全般です。

ゴキブリやダンゴムシはハチなどとちがって直接的な被害をもたらすわけではありませんが、不快害虫と呼ばれ見た目が気持ち悪いので駆除を考える方は多いです。

害虫は駆除すべき

害虫は刺されたり家をメチャクチャにされたり見た目の気持ち悪さで不快感を与えることも、、、とにかく害を成すのですから害虫の存在を確認した以上は、駆除しなければならないのです。

ホームセンターに行けば、害虫駆除のためのグッズはいくらでも見つけることができるでしょう。ある程度は駆除方法を知っているという害虫もいるはずです。

害虫駆除を専門にする業者もあり、いずれの方法を選ぶかは個人の自由となるでしょう。

害虫駆除、セルフで行うメリットデメリット

ホームセンターで買ってきたり家にある道具を使って駆除活動を行うのであれば、お金はそれほどかかりません。

ですが、確実性があるとは言えないでしょう。屋根裏や床下のような暗くて誰もいかないような中で彼らは基本的に暮らしているのですから、素人が一網打尽にするのはとにかく大変です。

一方で業者ならば、巣がどこにあるかなどをきちんと調査してから作業を行うでしょう。

どこから入ってきたのか侵入経路や発生原因を探り、防除してくれますから今後の発生率は下がります。

それぞれの害虫の生態に詳しく、適切な場所に適切な処理を施してくれますし、駆除後は清掃して巣や糞は取り除かれます。
直接的被害だけでなく、糞が残されていることで不衛生になり細菌が発生するなどの二次被害だってありえるのです。

ですが、元通りの環境に戻されることで清潔な場所に戻ります。
より適切な薬剤も使用されるでしょう。

もう二度と害虫に悩まされたくないということなら、業者に依頼した方が安心です。

害虫駆除の頻度とは

害虫駆除の頻度というのは駆除方法によってちがってきます。
素人が知識もないままに行った害虫駆除であれば、また今後も発生する可能性があります。

夏の時期に蚊やゴキブリをどうにかしたいと蚊取り線香など炊いたのであれば、また次の夏にも同じように設置できるように購入し管理しておかねばなりません。

たった１度、今年の夏のみ対策したからといって来年の夏に害虫被害を防げるはずはないのです。

業者であれば、卵の状態から駆除してくれます。外部から入ってこないようにと対策もとってくれているでしょう。明らかに被害回数は減らせるのです。

害虫に限らず、寒い冬はあまりおらず温かくなって発生します。
基本的には年に１度程度、ただしエアコン洗浄みたいに毎シーズンにというのではなく発生を確認し慌てて依頼といった形が一般的です。

出てくる時期はおなじ地域ならばだいたい同じ、業者に依頼するにしても込み合ってしまうでしょう。
出てきてから対策ではなく、予防を考えてみませんか。

卵を産んでないか、おうちにすき間はできてないか、すでに発生の兆しは見えていないかの調査をしてもらい環境の整備や対策を取ってもらうというわけです。こちらも年に１度程度で大丈夫です。予防も発生後の対策であっても年に１度ペースで実施するという意味ではおなじです。ただし繁忙期だと人員を割くことは難しいですし、すでに害虫によって一定の被害を受け不快感を感じた後です。繫忙期だからこそお値段も高くなるでしょう。それより前のまだ涼しい時期にしてもらう方がメリット多数ですよ。

害虫駆除の料金相場

害虫駆除の大体のお値段を知っておくと毎年少しずつお金を貯めて置いて計画的に対処できます。
害虫駆除の料金、何の害虫かによってちがってきます。

ゴキブリならば約2万円程度から約5万円程度、蜂は約8千円程度から約4万円程度でムカデは約3万円程度から約10万円くらいです。

ハチでも種類によってちがいます。
ミツバチだとが約8千円程度からでスズメバチはキケンが大きいので約4万円ほどに跳ね上がることもあります。

更に部屋数や時期によっても、安く見えたら実はアフターケアは付属していなかったなんて場合もあるので安さだけでなくどういった保証内容が受けられるかなども詳しく確認しておくことです。

年間計画で害虫を減らす

山の近くのお宅などであれば、どうしても害虫の種類も被害を受ける頻度も高くなります。
定期的に害虫駆除を依頼しているということであれば、年間で定期契約を結ぶようにすればいかがでしょう。

数か月に１度の頻度でプロに室内の状態をチェックしてもらい発生が見られたら駆除してもらえば良いのです。
何度も依頼するよりもよっぽど割安です。

大量発生する前段階で対処できるからこそ、駆除効果も高くなるのです。

害虫駆除の頻度、一生に一度とまではむずかしいでしょう

駆除業者にお願いして、完璧な処置をしてもらったからと言ってもう二度と依頼しなくても良いというわけではありません。
もちろん自分たちでやるよりはよっぽど頻度は少なくて済みます。

ですが、建物も次第に老朽化していくので侵入経路はいつ作られるかわからないのです。
台風や地震で侵入できるようになることもあります。

異常気象が続く中で前にはいなかった害虫の発生率が高まるなんてことも、ある程度の期間に１回は調査だけでも行っていた方が良さそうですね。

ビル管理と害虫駆除

小さな虫ですが、キケンなウイルスをもたらしたり不快感を与えたりと害虫は我々にとって脅威となる存在です。
ビル管理においても害虫駆除は法律で定められているのです。

ここでの頻度は半年に１回、床面積3000平方メートル以上となる商業施設・オフィスビルでも１年に２回は生息調査が行われ、異常が見つかれば駆除活動をやっています。

放っておいて食中毒や伝染病など問題が起きてしまったら大変です。小さいけれど厄介な存在です。