賃貸物件でオーナーが害虫駆除をする必要性とは!?駆除を怠ると?
2022年7月15日
賃貸物件のメンテナンスの1つに害虫駆除があります。
害虫はさまざまな被害を及ぼしますので主に入退去時のタイミングには適切な害虫駆除を行い、入居者に快適な住まいを提供したいものです。
このページでは、賃貸オーナーがやっておきたい害虫駆除の必要性や害虫駆除の方法についてご紹介します。
害虫とは
害虫とは人間や家畜、ペット、農産物、財産などによって有害な作用をもたらす虫の総称です。
害虫と益虫の2つの側面を持つ虫もいますが、主に害虫とは以下のようなものを指します。
不快害虫
・蟻
・蜘蛛
・ゲジ
等
人に直接被害を与えることはあまりないが、その姿形から不快感を与える虫
衛生害虫
・蚊
・ハエ
・ゴキブリ
・ハチ
・ダニ
・ノミ
・ムカデ
等
人間や動物の疾病に関わる虫。
衛生的な影響を与える虫もいますが、スズメバチのように人を死に至らしめる可能性のある虫もいます。
財産害虫
・シロアリ
・蟻
・シバンムシ
・カツオブシムシ
・コナダニ
・カメムシ
等
住宅、建物、家具など財産に被害をもたらす虫
食品害虫
・ゴキブリ
・ハエ
・ヒラタムシ
・シバンムシ
・チャタテムシ
等
生鮮食品、加工食品など、食品全般に被害をもたらす虫
農業害虫
・バッタ
・カメムシ
・アブラムシ
・ハダニ
・蛾
等
田畑で農作物を食害する虫
貯穀害虫
・コクゾウムシ
・キクイムシ
・カツオブシムシ
・マメゾウムシ
米や小麦など、貯蔵穀物を食害する虫
害虫駆除を行う必要性
害虫駆除を行う必要性はいくつかあります。
賃貸物件の場合、入居者が入りにくくなること、住民の健康被害の恐れがあること、獣害併発の可能性です。
入居者が入りにくくなる
害虫が発生する賃貸物件は内見の段階で悪い印象を与えてしまい、入居者が集まりにくくなります。
特にゴキブリは虫が目に見えてなくても存在が分かることがあります。
ゴキブリのフンが落ちている場合、見た目でもすぐに分かりますが、ニオイもありますので敬遠されがちです。
健康被害を及ぼす
害虫の被害は放置しているとさまざまな健康被害を及ぼします。
例えば、虫のフンや死骸によるアレルギーや食中毒の危険性、死骸から伝染病やウィルスの危険などがあります。
害虫の種類によって人体に与える影響はさまざまですが、放っておくと危険な虫もいます。
特に屋外から屋内へ侵入しやすい害虫には注意が必要です。
獣害が併発する可能性
ネズミやハクビシン、コウモリといった動物も家屋に棲みつく害獣として問題になっています。
害獣が家に来る原因の1つがエサとなる昆虫類が建物に発生しており、これを求めてやってくるというものです。
ネズミはゴキブリを好んで食べ、コウモリは蚊や蛾を食べます。
家の灯りに誘因されて昆虫を捕食する蜘蛛やムカデなどの他の虫や害獣がやってくることもあります。
害獣は棲みついてしまうと糞や尿による建物への被害や、ダニや病原菌などの健康被害をもたらすため注意が必要です。
ネズミやコウモリ、ハクビシンなどの動物は様々な病原体やウィルスを保有しているため、健康被害や建物への影響を考え、害虫の駆除の必要性は高いと言えます。
業者による害虫駆除の方法
プロの害虫駆除業者はその建物や室内の用途、害虫発生の状態に合わせて適切な駆除方法を選んで施工します。
ULV方式(超微粒子空間噴霧法)
ULV方式とは濃厚少量噴霧のことで、少量で濃厚な薬液を超微粒子化して空間噴霧する直接処理法で、プロのみが行う害虫駆除方法です。
高濃度の薬液が短時間で部屋の隅々にまで浸透し、効率よく害虫に付着し駆除します。
人体に対する安全性が考慮された温血動物に影響が少ない薬剤を使用しますのでペットにも安心です。
噴霧器による残留噴霧法
噴霧器を使用して薬剤を主に水回りや周辺の床や壁に残留させ、その上を害虫が通ることにより殺虫させる残留処理法です。
1回の散布で、数カ月間は効果が持続できると言われています。
物陰や隙間に隠れている害虫は直接散布で駆除するのが困難なことがありますので夜間行動する行動予測範囲に散布して駆除します。
ベイト剤
ベイト剤とはいわゆる毒エサです。
このベイト剤を業者の知識により適切な場所に仕掛けて害虫に食べさせて殺虫します。
業者は害虫の習性を熟知しており、室内の構造からその行動ルートを推測して的確な場所に薬剤を設置します。
業者が害虫駆除を行うメリット・デメリット
害虫駆除は一般の方がドラッグストアやホームセンターで殺虫剤を購入して行うこともできます。
家庭用殺虫剤は安全性の高いものが販売されており、手軽に使用することができます。
そんな環境の中で、業者に害虫駆除を依頼するにはどんなメリットがあるのでしょうか。
害虫駆除を専門業者に依頼するメリット
・駆除にかかる時間が短い
・特定の害虫に対して効果の高い薬剤を使用する
・住宅へのダメージが軽減できる
・二次被害対策まで行う
害虫の種類によって駆除の方法や使用する薬剤は変わります。
自分で殺虫剤を買ってきて駆除したけど、また発生してしまった、というケースは多くありますが、これはその害虫に特に効果の高い薬剤を使用していなかったり、一部分は駆除できていても生き残ってしまった部分があり再発に繋がった、という可能性考えられます。
業者はプロ専用の薬剤を適切に選んで使用し、害虫の生態にも精通していますので再発のないようにしっかりとした施工を行います。
害虫駆除を専門業者に依頼するデメリット
・費用がかかる
・業者によって信頼性・技術の問題がある
害虫駆除を専門業者に依頼するとDIYよりもどうしても費用がかかってしまいます。
駆除を依頼する際には相見積もりを取り、施工内容と費用が適切な業者に依頼するようにしましょう。
害虫駆除はプロに依頼するのがおすすめ
害虫の種類や害虫駆除についてご紹介しました。
特に賃貸物件では害虫駆除をしっかり行う事で入居者希望者の不快感を防いだり、建物が長持ちする効果があります。
DIYの駆除では完全に害虫を駆除することが難しいため、プロの技術により安全に適切に害虫駆除を行うのがおすすめです。
害虫駆除業者に依頼する際には複数の業者から相見積もりを取り、施工内容と費用面を総合的に見て適切だと思う業者に依頼すると失敗が少なくなります。
高知市で害虫駆除でお困りなら双立美装にお任せください
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