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オフィス・店舗の時期に合わせたゴキブリ対策・季節別害虫駆除方法

2023年2月24日

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ゴキブリの発生はオフィスや店舗の印象を著しく低下させます。
特に飲食店では死活問題です。

ゴキブリは暖かい時期に活発に行動しますので、夏になる前にしっかりとした対策が必要です。
さらに、秋冬も適切な対応しておくことで、夏のゴキブリを減らすことが可能です。

この記事では時期に合わせた害虫駆除のポイントをご紹介します。

クロゴキブリの一生

クロゴキブリは体長25~30mmのゴキブリで、本州関東以西の平地で見られます。
越冬するため、成虫になるまで1.5~2年と発育が遅く、成虫になったあとは200日前後、つまり最大で寿命は3年ほどあります。

卵鞘が産み付けられてから40日ほどで孵化します。
幼虫は脱皮を繰り返して成虫へと発育します。
その後成虫になってから200日程度生きるとされています。

黒ゴキブリは冬になると越冬しますが、卵鞘、幼虫、大型幼虫、成虫それぞれの状態で発育を休止し休眠期間に入ります。
そのため、どの段階で越冬に入ったかにより脱皮回数も寿命も異なります。

チャバネゴキブリの一生

チャバネゴキブリは体長15~18mmの小型のゴキブリで、主に工場や飲食店といった施設に生息し、一般家庭ではあまり姿を見ることはありません。
越冬せず、冬の時期でも暖かい建物の中で活動を続けます。

チャバネゴキブリは発育のスピードが速いことで知られています。
その分寿命は短く、4~8カ月程度です。

卵鞘が産み付けられてから10数日~20日程度で孵化し、幼虫から成虫になるまでの期間は40~60日です。
成虫になってから90~150日程度生きます。

卵から孵化するのも早く、繁殖可能な成虫になるのも早いので爆発的に増えやすいのが特徴です。

季節別ゴキブリ対策

ゴキブリは特に夏の時期に活動が活発になりますが、冬場に越冬させないためにも年間を通じて季節に合った対策が必要です。
つまり害虫駆除は季節に応じて行うことがポイントとなります。

春のゴキブリ対策

黒ゴキブリは越冬し、春になると活動を始め、屋内に入り込もうとしますので、侵入を塞ぐと共に侵入してきたゴキブリを駆除する必要があります。

ベイト剤や燻煙タイプの害虫駆除剤を使用し、入り込んだゴキブリは早めに駆除します。
待ち伏せタイプのスプレー剤も効果が期待できます。

この時期にしっかりと対策することで夏にかけて屋内でゴキブリが増えてしまうことを防ぐことができます。

夏のゴキブリ対策

夏はゴキブリが最も活発に活動する時期です。
特に気温30度前後、湿度60%になる真夏にはよく飛びます。

チャバネゴキブリは飛びませんが、クロゴキブリ、ヤマトゴキブリ、ワモンゴキブリは飛びます。

また、夏の暑い環境では涼しい室内を求めてやってきますので、とにかく侵入させないことが大切です。
窓や出入り口は開放しないようにし、窓を開ける場合は網戸を設置します。

ベイト剤と燻煙剤を併用するのが効果的ですが、姿を見た場合には殺虫スプレーで駆除します。

秋のゴキブリ対策

秋になって肌寒くなるとゴキブリは越冬の準備をします。
活動範囲も次第に狭まり、姿を見せる機会も少なくなります。

この時期はゴキブリの隠れそうな場所を中心に対策をします。
隙間の掃除やモノの整理をきちんと行い、ベイト剤の設置や燻煙剤で隙間に潜んでいるゴキブリの対策を行います。

卵はそのまま越冬し害虫駆除対策が効きにくく厄介なため、冬に向けて産卵する前にこの時期に対策をすることが大切です。

冬のゴキブリ対策

冬はほとんどゴキブリを見かけなくなりますが、いなくなったわけではありません。

クロゴキブリの場合、成長を休止して春が来るまで静かに待っています。
冷蔵庫や調理機器の隙間などに潜んでいることがありますので、燻煙剤で幼虫と成虫を駆除します。

幼虫と成虫を冬の間に一掃しておくと、春になって繁殖することを防ぐことができます。

チャバネゴキブリは時期を問わず害虫対策が必要

ビルや飲食店に多いチャバネゴキブリは越冬せず年間を通して活動します。
冬場にも増え続けますので上でご紹介した季節別の対策のほかに、年間を通した対策が必要となります。

侵入口を塞ぐ

侵入口に隙間がある場合は塞いでゴキブリの侵入を防ぎます。
チャバネゴキブリは身体が小さいのでわずかな隙間でも入り込んでしまいます。

換気扇の外側にカバーをする、排水口は蓋をしてから帰る、エアコンのホースは専用のキャップを付けるなどして侵入されないようにしましょう。

排水口に熱湯をかける

飲食店は排水溝のこまめな掃除が重要です。
ぬめりが溜まらないように定期的に掃除をしましょう。

また、閉店後の後片付けの最後に排水口に熱湯をかけることで排水溝内に潜んでいるゴキブリを防ぐことができます。

ベイト剤を設置する

ベイト剤(毒餌)は安全に害虫駆除ができるため、店舗でも安心して利用することができます。
ベイト剤を食べたゴキブリを駆除できるだけでなく、そのゴキブリの死骸を食べたゴキブリや卵にも効果があるタイプも多く、姿を見ずに駆除することができます。

大型家具の裏や厨房機器の裏など、ゴキブリが潜みそうな場所や通り道になりそうな場所に設置すると効果的です。

段ボールはすぐに片付ける

段ボールはゴキブリが隠れやすい場所で、ゴキブリが好んで隠れ場所にします。
段ボールが店内にある場合はすぐに片付けることが大切です。

特に店舗や企業などは仕入れ先等から送られてくる段ボールにゴキブリがくっついてくることがあり、これがきっかけでゴキブリが大繁殖してしまうことがあります。

段ボールは溜めておかず、こまめに処分することが大切です。

自動害虫駆除機を使用して定期的に駆除する

自動害虫駆除機はタイマー機能で定期的に薬剤を噴霧する業務用の機械です。
主に夜間の誰もいなくなった時間に定期的に薬剤を噴霧して害虫駆除ができます。

自動害虫駆除機は業務用の機械なので、高い効果の薬剤を使用することができますが、レンタル料金もリーズナブルな点が特徴です。
気軽に取り入れられるので、事業所の規模を問わず利用することができます。

ゴキブリ対策は年間を通して必要

オフィスや店舗は越冬しないチャバネゴキブリが中心に潜んでいますので、ゴキブリ対策は時期を問わず必要です。

自動害虫駆除機など、従業員に負担が少なく効果の高い対策を取り入れると安心です。

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