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飲食店で害虫発生リスクが高い理由と法改正で求められる害虫駆除とは

2023年3月24日

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飲食店にとってゴキブリの発生は死活問題となります。

せっかくのおいしい食事と良いサービスを提供していても、一度ゴキブリが発生してしまうとお店のイメージは大きく損なわれてしまいます。

しかし、飲食店は害虫発生リスクが特に高い環境にあり、普通のお店以上に十分な対策が必要です。
また、2021年に義務化されたHACCPでもねずみおよび昆虫等の防除が求められています。

この記事では飲食店に害虫が発生しやすい理由と改正食品衛生法で求められる害虫駆除について解説します。

飲食店で害虫発生リスクが高い理由

飲食店はゴキブリが生息するのに快適な温度・湿度・水、食べ物、隠れ場所すべてが整っている場所です。
外から侵入しやすい環境にあるため、店内で気を付けていてもゴキブリ発生リスクが常に高いという特徴があります。

食べ物と水気が多い

飲食店はほかのお店や一般家庭に比べ、圧倒的に多くの食品があります。
栄養となる食べ物が豊富にある場所なのでゴキブリが近寄りやすく、繁殖しやすい環境です。

さらに、水気が多いのも大きな理由の1つです。
厨房の流しで常に水を使っていたり、ソフトドリンクやアルコールなどがこぼれたりと、あらゆる場所に水気があります。

このような水分さえもゴキブリはエサにして増えていきます。

人の出入りが活発

さらにお店は人の出入りが多くゴキブリが侵入しやすい場所です。
入口の扉は頻繁に開閉しますし、裏口も従業員や業者が出入りします。

こういった扉が開いたときにゴキブリも一緒に入ってきて店内に紛れ込んでしまいます。

また、飲食店では食材などの搬入が毎日あります。
食材の入った段ボールや生ビールの樽や炭酸ガスボンベにくっついて、店内に侵入するケースもよくありますので注意が必要です。

段ボールはゴキブリが隙間を好みますので、すぐに処分することで対策をします。

隙間が多い

飲食店には冷蔵庫や食洗器、厨房機器など多くの設備が置いてありますが、これらの裏側や隙間はゴキブリにとっては格好の隠れ場所です。

暗く湿っていて、室内は冷暖房により温度が一定のため、ゴキブリが過ごしやすく繁殖しやすい環境です。

飲食店が密集している

飲食店にゴキブリが発生しやすい大きな理由の1つに、飲食店は複数の店舗が隣接していることが多い点が挙げられます。
近隣の店舗で増えたゴキブリが壁や地面を伝ってお店に侵入してしまうことはよくあるケースです。

また、商業施設の場合、排水管を通ってゴキブリが複数の店舗を行き来することもあります。

自分のお店で頑張っていても、近くのお店でゴキブリが増えてしまうと侵入されるリスクが高まります。

HACCPの害虫駆除の頻度

2021年施行の食品衛生法の改正に伴い、食品事業者はHACCPに沿った衛生管理が求められています。

HACCPのなかには害虫駆除・防除に関しても管理が求められますので、ルールに沿った点検・駆除が必要です。

HACCPが義務化

2021年6月に改正食品衛生法が施行され、HACCPが完全義務化されました。

飲食店をはじめとした食品事業者はこれまでの手洗いや清掃等の一般衛生管理に加えて、「HACCPに沿った衛生管理」が求められます。

飲食店の防虫防鼠管理や害虫害獣対策についてもHACCPに沿った衛生管理を行う必要があります。

ねずみおよび昆虫等の防除はHACCPの一般衛生管理プログラムに含まれます。

HACCPの害虫対策の頻度

「食品事業者が実施すべき管理運営基準に関する指針(ガイドライン)」では、
「年2回以上、そ族及び昆虫の駆除作業を実施し、その実施記録を1年間保管すること」
としています。

また、そ族または昆虫の発生を認めたときには、食品に影響を及ぼさないように直ちに駆除することとしています。

改正食品衛生法で求められる害獣・害虫駆除のポイント

食品衛生法改正に伴う害獣・害虫駆除のポイントは5つあります。

1.ねずみ・ゴキブリなどの害虫が発生していないか、定期的に生息調査し害虫駆除を実施する

2.IPM(総合的な有害生物管理)対策は害虫駆除専門業者に依頼する

3.ねずみ・ゴキブリなどの害虫対策は実施記録をとり、保管する

4.ねずみ・ゴキブリなどの害虫が侵入・繁殖しない店内環境を整える

5.害虫駆除に使用した薬剤が食品へ汚染することを防止する

飲食店の害虫対策と駆除はオーナーや従業員が日々の営業を行いながら実施するのは大きな負担となります。
専門の害虫駆除業者に相談しながら負担のない方法で実施していくことが大切です。

害虫駆除は専門業者に依頼する

飲食店はゴキブリが侵入・繁殖しやすい環境にあります。
お店のスタッフだけでは対応しきれない場合もありますので、専門業者に依頼した方が高い効果を早く得られる可能性が高くなります。

また、専門業者は業者専用の高い効果のある薬剤を使用して害虫駆除を行いますので、市販の薬剤よりも効果を得やすいという特徴もあります。

害虫駆除には業者が訪問して薬剤を散布するほか、自動害虫駆除機を使用して機械が自動で定期的に薬剤を散布する方法があります。

お店の規模や予算などに合わせて害虫駆除の方法を選択すると良いでしょう。

定期的に調査し害虫駆除を実施する

ゴキブリは一度侵入してしまうと、店内に棲みつき繁殖してしまいます。
対応が遅れると害虫による被害が大きくなり駆除が大掛かりになるため、お店にとっての損失も大きくなります。

そのため、発生してから対応するのではなく、発生していないかどうかを定期的に調査し、万が一発生を確認した場合に速やかに駆除を行う予防的対策を取ることが大切です。

定期的な生息調査は発生を確認したときに素早く対応できるだけでなく、やみくもに薬剤を使用することがないため飲食店にとっては安心・安全な手法となります。

害虫駆除は衛生管理の基本

飲食店は自分のお店で気を付けていても、その特性や周辺環境などによりゴキブリが発生しやすい環境にあります。

ゴキブリ対策の基本は侵入させない、早いうちに対策を行う、プロの害虫駆除業者の協力のもと定期的に駆除をすることです。

飲食店にとってゴキブリは不快感を与えマイナスイメージとなるだけでなく、食中毒の原因となる菌を伝播するおそれもあります。

お客さまに安心して食事をしていただくためにも、害虫の防除と駆除を徹底することが大切です。

 

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